危険!事故に繋がるiPhoneのバッテリートラブル

危険!事故に繋がるiPhoneのバッテリートラブル

iPhoneの故障で画面割れ・水没に次いで多いのがバッテリーの故障です。

ただ単に充電の減りが早いだけならバッテリーの寿命の可能性が高いですが、異常に熱を持っていたり、膨張してパネルを押し上げるようになったりした場合は破裂や発火の危険性がありますので、すぐに使用を中止して修理に出しましょう

事故に繋がるバッテリーの異常トラブルとは?

水没で腐食

iPhoneをはじめ、スマートフォンや携帯電話などのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。このリチウムイオン電池は湿気に弱いため、水没や水濡れさせた際に乾燥させずに放っておくとサビや腐食の原因に繋がります。そうなると中に組み込まれている保護回路が壊れ、最悪の場合液漏れや破裂・発火に繋がります。

物理的な衝撃で破損

何度も落としたり、踏んづけたりするとバッテリーに圧がかかり変形してしまいます。何度も衝撃を与えた結果、内部の保護機構や制御回路が壊れて電圧が制御できなくなり、正しく充電ができなくなる他、発熱・破裂・発火の原因に繋がることもあります。

高温で発熱

水没したときにドライヤーや電子レンジで乾かしたり、ストーブの前や真夏の炎天下の車内に長時間放置したりするとバッテリーにも熱が加わります。バッテリーが高温になると保護機構が働いて充電できなくなる他、膨張してパネル押し上げ(ハマグリ現象)、樹脂部品が溶融して液漏れや破裂・発火の原因に繋がることもあります。

指定以外の充電器を使用して発熱

指定以外の充電器やACアダプタを使用すると、充電条件が異なるため上手く充電できないばかりか、発熱や故障の原因に繋がることもあります。

改造や分解でガス漏れ

バッテリーを改造・分解したり、プラスとマイナスの向きを勝手に変えて接続したりした場合、内部で異常が起こりガス排出弁の破損及びガス漏れによる異臭や液漏れ・発熱・破裂・発火の原因に繋がることもあります。


このように、バッテリーの異常トラブルは普段普通に使っていれば起こることはありません。しかし、落下した際の衝撃が強かったり、うっかり高温の場所に長時間放置したりすればたちまち故障してしまいます。

バッテリー交換は修理の中でも比較的安価ですが、できれば余計なお金をかけず2年間のキャリア契約を終えた方がいいです。そのためにも、日頃から気をつけて大事に使っていきたいですね。