iPhoneの電源・音量ボタンが反応しない時の裏技

iPhoneの電源・音量ボタンが反応しない時の裏技

iPhoneボタンの故障はホームボタンだけではありません。電源ボタンや音量ボタンが故障してしまうこともあります。この2つはiPhoneの側面に突出しているため、落下の衝撃で変形したり、強く押しすぎて陥没したりすることがあります。

電源ボタンが故障するとロックができないので困りますよね。そのままの状態にしておくとカバンの中で誤作動が起こることもありますし、スリープ状態もすぐにできないから一定時間置いておかないといけないし…となるとめちゃくちゃ不便ですよね。

その他、スクリーンショットが撮れない、電源が落とせない・再起動できないなどの不具合も生じてしまいます。

修理に出す前に試してほしい裏技

電源ボタンが故障したら、まず自力で直すのは無理です。中身を分解しないといけませんからね。ならば修理に出すか、思い切って買い換えるしかないのかと言うとそうでもありません。

前回ご紹介したAssistive Touch(アシスティブタッチ)機能を使えば、何と電源ボタン・音量ボタンの代わりとして使えるのです!

《Assistive Touchの使い方》

Assistive Touchの設定方法は、前回のホームボタン故障時で紹介したので省きます。

  1. Assistive Touchボタンをタップします。
  2. ポップアップメニューが表示されますので、右上の「デバイス」をタップします。
  3. すると次のメニューで、「画面をロック」と書かれた南京錠マークが登場!これをタップすればスリープ状態になります。
  4. 再起動したい場合は、このマークを長押しすれば電源オフのスライドバーが表示されますので、それで一旦電源を落とします。次に、充電ケーブルを接続すれば自動的に電源が入ります。

メニューには「画面をロック」以外にも音量を調節できるマークも表示されますので、音量ボタンが故障した時もこれで代用できます!

Assistive Touchでスクリーンショットを撮ろう!

スクリーンショットとは、現在表示されている画面をキャプチャする機能のことです。すぐに画像にできるので、メモ書きが面倒な時やメールに添付する時に便利です。

撮影方法はホームボタンと電源ボタンを同時に押すだけ。「カシャッ」とシャッター音が鳴れば成功です。

でもこの方法だと、ホームボタンと電源ボタンどちらかの調子が悪い時には使えませんよね?でもAssistive Touchを使えば、その心配もありません!

  1. Assistive Touchメニューの「デバイス」をタップします。
  2. 次のメニューで「その他」をタップすると、右横に「スクリーンショット」と書かれたマークが表示されるので、それをタップするだけです。

Assistiveは「支援」「補助」という意味で、Assistive Touchは元来、身体的な障がいを持つ人のためにある機能ですが、こういったトラブルにも活用できる便利な機能でもあります。