自由だけじゃない!iPhone脱獄のデメリット

自由だけじゃない!iPhone脱獄のデメリット

リンゴループのコラムで少し触れたiPhone脱獄について。

この脱獄(JailBreak)は前回もお伝えした通り違法ではありません。(脱獄後に有料アプリを無料でダウンロードしたり、海賊版アプリを使用したりするのは違法ですよ!)

Apple製品にかけられている制限を解除することで操作性が良くなり、今まで以上に使いやすくなるのは事実ですので、もしお手持ちのiPhoneに不満がある場合は自己責任で試してみてもいいかもしれません。

脱獄のメリットとは?

手持ちのiPhoneのバージョンに対応した脱獄ツールをPCでダウンロードし、脱獄が完了するとCydiaというアプリがインストールされますので、以降はこのCydiaから非公認の脱獄アプリをインストールすることになります。脱獄のメリットは沢山ありますが、以下の内容が大まかなものです。

Appleストア非公認のアプリをダウンロードできる

App StoreはGoogle Playより審査が厳しいため、Androidでしかリリースされていないアプリが沢山あります。脱獄することで、Androidのアプリも使えるようになります

アイコンや壁紙を自由にカスタマイズできる

あのアイコンがズラッと並んだホーム画面が嫌、フラットデザインがダサいと感じている人も多いのでは?脱獄することでアイコンの大きさを変更したり、デザインを変更したりと自由にカスタマイズできるようになります。

カメラのシャッター音を消せる

静かな場所で周りに迷惑をかけず写真を撮りたいときにオススメ。(盗撮などの犯罪に利用してはダメですよ!)

LINEに既読を付けなくする

既読無視だけで仲間外れにされる世の中ですからねぇ…

スクロールの高速化、コピーペースト機能の拡張

文字数の多いサイトを一気読みするときに便利。コピペも楽々。

SIMロックの解除

SIMロックを解除することでSIMフリーになり、格安SIMに乗り換えることができます

広告やポップアップをブロックできる

無料アプリのほとんどは広告が掲載されていますが、脱獄後に専用アプリを入れることでブロックできます。

電話やメールをする前に確認できる

間違い電話や誤送信を防止できます。

Androidをインストールできる

iPhoneでAndroidの機能が使えるようになります。


こうやってメリットを見ると、違法性もないし機能も充実するし、いい事ずくめじゃないか!と思われますが、自由の代償と言うべきか、デメリットに陥った際は非常に不便になってしまいます。

脱獄のデメリットとは?

リンゴループになりやすい

以前紹介したリンゴループ。起動時のリンゴマークのままホーム画面に進まなくなるアレです。

セキュリティが弱くなり、ウイルスに感染しやすくなる

脱獄後に全てのパスワードがネット上に流出した事件も起こっています。

セキュリティ対策のために、脱獄後はCydiaから「MobileTerminal」をインストールして、iOSのパスワードを変更しましょう。

バッテリーの消耗が早くなる

便利になる分、電池の減りが早くなりますので、常にモバイルバッテリーを持ち歩かなくてはいけないことも。

特定のアプリの不具合や、動作が重くなることがある

便利にするために脱獄アプリを入れたのに、そのせいで不具合が出ては本末転倒ですよね…

Appleのサポートが受けられなくなる

脱獄は改造とみなされるため、万が一故障した場合はサポートが受けられなくなります。

問題が起きた場合は自分で解決しないといけない

前述の通りサポートが受けられないため、何か異常があった際は自分で調べて解決しないといけません。


このように、脱獄はiPhoneを便利にさせる分、相応のデメリットがあります。

「一度脱獄を味わうと通常のiPhoneには戻れなくなる」とまで言われていますので、これからも脱獄者は増え続けるでしょう。

ですが、何かあった際は自分で解決しないといけないため、そういった行動力や知識が乏しい方は止めておいた方が無難です。

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