無限リンゴループに陥ってしまった時の対処法

無限リンゴループに陥ってしまった時の対処法

あなたは「リンゴループ」をご存知ですか?iPhoneユーザーの方ならピンと来るかもしれません。

リンゴループ、語呂が良くて可愛い響きですが、その実態はiPhoneユーザーにとって、とても恐ろしい事態です。

リンゴループってなに?

iPhoneを起動すると、最初にApple社のロゴマークであるリンゴが表示されます。その後、通常画面へと進むのですが、リンゴループはこの起動画面のリンゴマークのまま先へ進まなくなります

「いや、リンゴはもういいって!」と思ってもずっとリンゴが表示されたまま何も操作できず…最終的にはバッテリーが切れてしまいます。

そんなリンゴループは、普段普通に使っていれば滅多に起こることはありません。しかし、万が一この状態に陥ってしまうと起動すらできなくなるので困りますよね。

そこで、リンゴループに陥ってしまった時の脱出方法をご紹介いたします!

リンゴループが起こる原因とは?

実はこれといった明確な原因はわかっていません。しかし、主な原因は以下の4つだろうと言われています。

①iOSアップデートの失敗

アップデート中にWi-Fiが切れた、ケーブルが外れてしまった、電池が切れてしまったといった、アップデート時のトラブルで更新が失敗した場合に起こります。

②強制終了の繰り返し

何度も強制終了を繰り返していると発生することがあるそうです。

③起動ファイルが破損している

何らかの原因で起動する際に必要なファイルが破損してしまい、起動ができなくなっている状態です。

④脱獄の影響

脱獄とは、Apple製品にかけられている制限を解除することで、Appleストアからはダウンロードできない非公認アプリのインストールや、アイコン・壁紙などを自由に変更できるようにする行為のことです。Appleの規約違反ではありますが、違法ではありません。

脱獄ツールをインストールする際、バージョンが対応していないと不具合を起こしてしまいます。

リンゴループを脱出する方法

リンゴループに陥ったからといって焦る必要はありません。以下の方法で脱出に成功することがありますので、是非試してみてください。

強制終了

とにかく一旦電源を落としてしまおう!という行為。パソコンがフリーズした時とかもやりますよね。ホームボタンと電源ボタンを5秒以上長押しすることでできます。

セーフモードで再起動

セーフモードとは、iOSに不具合が起きた時のための診断モードのことで、起動に必要のないアプリは無効にして、OSとシステムに組み込まれたアプリだけを起動します。電源ボタンの長押しで一旦終了させ、次に電源ボタンと音量ボタン(+)を長押しするとセーフモードで再起動します。

SIMカードを抜いて再起動

電源オフにしたら一旦SIMカードを抜き、再起動します。上手く行けばSIMカードを差して再起動してみましょう。

iTunesと同期する

リンゴループ中のiPhoneをパソコンに接続し、iTunesと同期させると起動するケースがあります。ただし、iTunesが最新バージョンでない場合は直らないみたいです。

iTunesでiOSをアップデート

アップデート中のトラブルでリンゴループに陥った場合は、iTunesを使ってアップデートを行うと直ることがあります。こちらもiTunesは最新バージョンで行いましょう。


上記の方法でも直らない場合は、最終手段として「復元」するしかありません。しかしこれを行うとiPhoneは初期化され、工場出荷状態になります。データは全て消えてしまいますので、バックアップを取っていなかった場合は泣くしかありません…

①iPhoneの電源をオフにした後iTunesに接続し、ホームボタンと電源ボタンを長押しします。

②リンゴマークが出たら電源ボタンから指を離し、ホームボタンだけを押し続けます。そうすると「リカバリーモードの警告メッセージ」が表示されます。これでDFUモード(強制的に初期化)に入れますので、復元・最新アップデートを行います。


復元は他の方法では解決しなかった時の最終手段としておきましょう。このような面倒事にならないためにも、普段からバックアップを取り、丁寧に扱わないといけませんね。